今日、Twitterをしていたらとんでもないニュースが飛び込んできました。
北海道の旅人や観光客に親しまれていた「稚内サンホテル」が昨日11月14日に自己破産を申請したという話でした。早い話が”倒産”です。
(稚内サンホテルHP より)
稚内サンホテルは、日本最北端の駅 稚内駅から徒歩2分という好立地で、厳しい寒さや吹雪で外を歩きたくない冬場にとても重宝されてきました。徒歩2分とは言いつつ、駅の裏手にあるため、ドアツードアでは1分もかからないような距離でした。
稚内は全体的に宿泊料金の相場が高く、貧乏人には利用しにくい街ではありますが、その中でも稚内サンホテルは比較的リーズナブルなので、私も2,3回利用経験があります。
しかし、他の観光向けホテルの人気上昇による競争の激化に加えて、景気の低迷が影響して、料金を値下げせざるを得なくなったようです。
安さの原因に、厳しい経営環境があったというのは、なんとも心が痛む話ですね…
その後も利用者の減少が続き、厳しい経営状態だったようですが、2か月前の胆振東部地震がとどめの一撃になって倒産してしまったようです。
地震後にキャンセルが相次いだことで、先行きの見通しっが立たず、倒産の運びになったのでしょう。稚内サンホテルは先月10月末から、営業休止状態だったとの情報も聞いています。9月の胆振東部地震(→その時の経験談)の直後にもホテルの目の前を通りましたが、まさかあの時目にした姿が最後になるとは思っていませんでした…
私が今年2月に宿泊したときに、フロントの方と少しお話しする機会があったのですが、あまりお客さんの数が思わしくないことを感じさせることもおっしゃってましたし、シングルで予約したはずの私も、ツインに通されました。ツインのシングル利用が逆に寂しかったのでよく覚えています。
胆振東部地震が原因のホテル業倒産、廃業は初めての事例のようですが、今後も同じような事例が続いてしまわないかとても心配です…
今後、サンホテルの建物は負債返済のために売却されるものと思いますが、あの建物に新たなホテルが入居してくれればいいなと思ってます。あの立地はとても便利でしたからね。期待して見守りたいと思います。