リニューアル当日に新千歳空港駅を訪問 ~改札周辺はディスプレイだらけ~

2018年12月26日、新千歳空港のリニューアル工事が終了し、全面開業となりました。たまたま当日に新千歳空港へ行く用事があったので、開業当日の様子をご紹介します。

札幌市内で昼食を食べた後、快速エアポート130号で新千歳空港に到着。学生的にはがっつり冬休みですが、まだまだ世間は平日。快速エアポートでは座れませんでしたが、快適に立っていられる程度には空いていました。

早速改札を出て、改札口周辺を見てみましょう。


写真の右奥にあるのが改札口で、左手前にあるのが今回新たに設置された待合室です。ここは以前みどりの窓口があった場所で、みどりの窓口は今年9月4日に旧待合室跡地に移転しました。つまり、みどりの窓口と待合室の位置が入れ替わった状態になりました。

待合室は移転前に比べてかなり小規模となりましたが、空港内や南千歳駅の待合スペースが充実しているので、この場所の待合スペースは最小限の大きさで十分でしょう。また、以前のように待合室に列車の発車時刻を知らせる電光掲示板は設置されていませんが、すべての椅子が改札口の方を向いて設置されているため、改札口前に設置されている電光掲示板を見ることができるようになっています。

改札口前に設置されている電光掲示板は、今回の全面開業以前からフルカラーLEDのものに交換されています。JR北海道らしくないものですが、苗穂駅の新駅舎にも導入されていることから、同様のものが今後札幌圏を中心に拡大していくことになるかもしれません。

改札口前の4本の柱には、液晶ディスプレイが新たに設置されました。1週間ほど前の21日にも新千歳空港駅を利用しましたが、その時はまだカバーに覆われていました。この日は、JR北海道の宣伝広告が表示されていましたが、今後は他社の広告を表示したりすることもあるのでしょうか。

続いて、こちらは改札口を出て、正面のエスカレーター乗り場前のスペースに設置された、記念撮影スポットです。「北海道は大きいのだ!」と言わんばかりに、北海道の地図の後ろに本州の地図が印刷されていますね。改めてこうしてみると、北海道って本当に大きいですね。。。

右隣のディスプレイでは、道内各地の気象情報や風景写真を表示していました。

地図には、道内全域の自治体名やJR北海道の全路線と全駅に加え、主な湖沼などの名前も表示されていました。

よく見ると、3か月後に廃止される石勝線の夕張支線や、根室線の直別、尺別、初田牛の各駅についてもしっかりと示されていました。これらがこの地図に表記されるのはごくわずかな期間になるだけに、ちょっと貴重な写真になりそうです。

そしてこちらが9月4日から共用開始しているみどりの窓口です。以前はの場所に大きな待合室がありました。以前のみどりの窓口に比べて、外国人観光客対応のための専用カウンターが大幅に増設されています。これにより、一般窓口の待ち時間が大幅に短縮されたようです。この時はほとんど並んでいなかったので、ついでに帰りのuシートを予約しました。

ここで、改めて改札口に入りました。改札口を入ってすぐの正面のところには、大型の液晶ディスプレイが設置されました。

こちらは、JR北海道の宣伝以外にも、他社の広告映像も放映していました。今後このディスプレイはJR北海道の稼ぎ頭の一員を担ってい行くことでしょう。

また、大型液晶ディスプレイの左奥には、新たに多機能トイレ、授乳室が設置されましたので最後に見てみましょう。

今年の9月1日まで新千歳空港駅の改札内にはトイレがなく、一度改札口を入ってしまうと列車内のトイレを利用するしかありませんでした。9月1日には大型液晶ディスプレイの右側に一般トイレがオープンし、かなり利便性が向上していました。今回の全面開業に合わせて、多機能トイレもオープンとなりました。リニューアル以前は改札口外の待合室にトイレが設置されていましたが、かなり狭く、いつも混雑していたので、今回のリニューアルでトイレが大幅に拡充されたのは利用者としてとてもうれしいです。

ちなみにこの多機能トイレの通路は、以前からあるエレベーターへとつながっています。

この日はあまり時間がなかったので、駆け足で見て回ることになりました。スペースに制限があるため、従来の新千歳空港駅と見違えるほど変わったということはありませんでしたが、利便性は確実に向上しています。

新千歳空港駅は年々利用者が増加しており、今年の年末年始の利用者数は、昨年の10%増しとなったようです。多くの人が使いやすいと思える駅に生まれ変わり、今後も多くの人を迎える北海道の玄関としての役割を担ってほしいです。

ちなみに帰り道は、人生初の快速エアポートuシートでした(笑)

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